自分の家でビデオを鑑賞するのとは違い、映画館ではたくさんの人々と一緒に映画を観ます。そうなると当然、トラブルも起こりえるわけです。

別ページ(★リンク:「映画館ではたらく人たち」★)でも書いたように、映画は映写技師とよばれるプロの職人の手によってスクリーンに映写されますが、ちょっとしたミスによって、きちんと上映されないことがあります。

よくありがちなのは、ピンボケ。原因としては、レンズのフォーカスが合っていないか、すでにレンズ自体に不良がある。あるいは、フィルムに反りが生じている(デジタル上映の場合は例外ですが)。また、音量が極端に小さかったり、その逆に音が割れるほど大きかったり、といったトラブルにもよく遭遇します。

通常、映写技師は、上映前および上映開始直後にピントが合っているかどうか、音量が適正かどうかを判断し、調整を行ないますが、時折そういったトラブルをかかえたまま、上映が続けられることがあります。

なぜこうしたトラブルが起きてしまうのでしょうか。まず考えられるのは、映写技師がなんらかの理由で映写機のそばにいない(系列の映画館で同時並行的に映写作業を行なっている場合など)。もしくは、映写を担当している人間が、いわゆるプロフェッショナルの映写技師ではなく、技術的な知識を持ち合わせていない。特に、シネコンに代表される最近の映画館では、チケット発行や売店業務のみならず、映写もアルバイトが請け負っているケースが多いため、いざ映写トラブルが発生した際、即座に対処できる人間がほとんどいないのが現状です。

また、最近は上映前にしつこく(ほんとうにしつこく)注意されるせいか、映画を上映している最中に携帯電話の着信音が鳴るということは以前に比べて少なくなりましたが、たまに携帯を開いて時間をチェックしたりする人がいるのは、いかんともしがたいですね。たしかに、思わず「まだ終わらないのかなあ」と時計を見たくなってしまうほどつまらない映画もありますが、最低限のマナーとして守らなければならないことはありますから。



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